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デジタル時代を遊ぶ俳優研究所

スタートアップ・ワークショップ+​フォーラム

EQ-LAB 2.0  デジタル時代を遊ぶ俳優研究所」

スタートアップ・ワークショップ+​フォーラム

【開催スケジュール】

2019年1月28日(月)〜31日(木)

すべて、18:00〜21:00

 

1月28日(月):演技ワークショップ(実技)①

1月29日(火):演技ワークショップ(実技)②

1月30日(水):演技ワークショップ(実技)③

1月31日(木):フォーラム「デジタル時代を遊ぶ『俳優の仕事』」

【開催場所】

都内・表参道のスタジオ(参加者のみ、メールにてお知らせします)

【講師】

谷口浩久 

【参加費】

演技ワークショップ(実技):2,000円/1回(定員30名)

​フォーラム:1,000円(定員50名)

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INTRODUCTION

これからは「リアリズム」​が試される。

本当の内面を表現する "アーティスト" が主役の時代へ!

今、世界は、表面的な数字やカタチばかりを追いかけて、内面の「本当」を表現しない人や企業は生き残れない時代が到来している。

「IoT」と呼ばれる、あらゆるモノがインターネットに繋がっている時代。

そして誰もが、一日24時間、インターネットに繋がっているスマートフォン時代。

こうした、本格的なデジタル時代が進んでいる今日において、これまでのような「表面的な数字やカタチ」の価値がどんどん失われています。

例えば。

企業が、オモテ向きだけいくら良い顔をして宣伝を打ったって、消費者はインターネットを通してその「ウソ」にすぐ気づき、そっぽを向く。

消費者たちが皆、SNSを使った発信者になれるようになったおかげで、その商品の「本当の価値」(商品なら、使ってみたリアルな感想。レストランなら、食べに行った人のリアルな感想。映画や演劇なら、観に行った人のリアルな感想…)が一瞬にして暴かれ、いくら企業側が良い顔をしてその商品を宣伝しても、そこにウソがあれば、消費者たちが騙されることはなくなった。

つまり……

企業などの、商品を提供する側は、もはや表面的なカタチばかりを気にして商売をしても、売れない時代が訪れた。

「正直者はバカを見る時代」から、

「正直者が得をする時代」が、ついに訪れたのだ。

言い換えれば、「カタチ」ではなく

「内面的なリアリティー」を表現する人が生き残る時代になった。

それが、この「デジタル時代」の本質である……。

この、時代の変化は。

「数字や業績ではなく、内面的な感情や美意識をリアルに表現する、アーティストが主役の時代」の到来だとも言われています。

また、「やりたいことを仕事にする」という意味でも、アーティストの生き方がこれからの時代に注目されていくことは間違いありません。

ところが。

いま、日本における「俳優の仕事」は、「カタチで役を表現する」という方法に偏っていて、これからを生き残るアーティストとしての技術や思想を持ち合わせていないのが真実です。

そして、「やりたいことを仕事にする」と夢を持って歩み始めた俳優の道も、やがてはその「やりたいこと」が業界の圧力や誤った教育システムによって捻じ曲げられ、「やりたくないことでもやることが『俳優の仕事』」のようになってしまっています。

これはもはや、「アーティスト」の生き方ではなく。

このような生き方、思想では、これからのデジタル時代を乗り切ることは非常に困難だと考えています。

さぁ。

このデジタル時代を「やりたいことを、やる」という生き方で、生き残るために。

自分の人生を、思いのままに遊ぶために。

アーティストこそ、時代の主役です。

EQ-LAB 2.0 では、これからの時代を担うアーティストのマインドを持った俳優や演劇人の育成や、研究を進めていこうと思っています。

「やりたいことをやって、生きていく」。

 

そんな人生を選択するみんなが、EQ-LAB 2.0 に遊びに来てくれることを、心待ちにしています!!

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PRESENTER

講師・プレゼンター

谷口浩久(アーティスト/俳優/演出家/デザイナー)

 

18歳から演劇を学ぶ。舞台作品や「火曜サスペンス劇場」等のテレビドラマ出演の後、ミュージカル『サタデーナイト・フィーバー』出演以降は、『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『舞妓はレディ』等のミュージカル作品に多数出演。近年では、シェークスピア作『リア王』主演・リア役や、自身が主催する演劇ユニット「イークエスト・カンパニー」による、チェーホフ劇、ハロルド・ピンター作『背信』や『料理昇降機(ダム・ウェイター)』、『動物園物語』等、数々のストレート・プレイに出演。

​また、スタニスラフスキー・システムを研究した結果、潜在意識や宇宙の法則、スピリチュアルの世界との関連性を発見、同システムの目指すゴールは演劇にとどまらず、人類全般の幸福という高い視座に立った方法論であるという解釈を展開しており、自身の研究対象も、そうした世界にまで及んでいる。

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Startup Workshop +  Forum

20191月開催

「スタートアップ・ワークショップ+フォーラム」。

 

ここからは、今回開催する演技WSとフォーラムの内容の詳しいお話です。

【ワークショップ】

 

⬛︎日程:1月28日(月)〜30日(水)18:00〜21:00

⬛︎会場:都内・表参道にあるスタジオにて。(会場の詳細は、参加者のみ、メールにてお知らせいたします。)

⬛︎参加費:2,000円/1回(予約制。支払いは当日でOKです。)

⬛︎定員:30名

⬛︎必要な持ち物は、特にありません。普段着・土足でOK。

⬛︎参加資格:年齢・性別、国籍不問。日常会話程度の日本語でコミュニケーションが取れればOK。演技経験、不問。本格的に俳優を目指す人。プロで活躍している方で、今の自分の演技に行き詰まりを感じている人や、基本からもう一度整理をしたい人。俳優のマインドをもっとよく理解したいと考えている演出家。
一般人だが、演技をやってみたいという人。などなど。

とにかく、「興味がある」方、「ピンと来た」方は、ぜひ一度参加してみてください!!

 

⬛︎実施内容:

3日間ともに、「カタチではなく、内面的なリアリティー」を手に入れるために、基礎の基礎とも言える、演劇表現のベースになることをやります。

「セリフをバリバリ覚えて、バリバリ喋って、バリバリ動いて、シーンをどんどん作っていきたい!!」という内容を求める方は、楽しくないかも。

それから、「カッコいい演技をしたい!!」「宝塚みたいに、羽を背負って、流し目で観客を殺したい!!」とか言う人も、きっとご期待には沿えません(笑)

内面的なリアリティーのある演技とは、相手役との交流を通して、「本当の自分にアクセスする」という、ある意味とても地味な作業です。

その「基礎の基礎」ができて初めて、「どう見せるか?」というカタチの話になっていきますから。

なお、EQ-LAB 2.0 では、ロシア発祥の「スタニスラフスキー・システム」と、それがアメリカで発展した「メソッド演技法」をベースに、谷口が自身の経験等を活かしてそれを改良した演技法を扱います。

(メソッド演技法については、自分の過去の記憶やトラウマを掘り起こして感情を刺激するアクターズ・メソッドではなく、サンフォード・マイズナーが開発したメソッドを用いるので、精神的な負担のない安全な方法で行います。)

《1日目(1/28)》

相手役との交流……相手役を「見る」「聞く」

まずは、演技の「対象」を捕まえることから、全てが始まります。

これは、通常「相手役」です。

そして、「対象」を捕まえると、自分の演技は自分で創るのではなく、「対象が、創ってくれる」ということに気づくでしょう。

それを、まずはみんなで簡単なゲームをしながら理解・会得します。

その後、人数を絞り、1対1で「対象とのコミュニケーション」を取る練習をします。(台本は用いず、簡単な言葉のやり取りだけを行います。)

 

「セリフを信用しない」=「セリフを信用する」!?……サブテキストで演技することを知る

「セリフを信用するな!!」なんてことを言ったら、ほとんどの方が驚かれるんじゃないかと思います。

だって、演技って、セリフを信用して、セリフを表現することでしょ!?って思っているから。

でも……

みなさんのうちで、1日を「本当に信用できる言葉」だけを喋って生きている人って、何人くらいいるでしょう??

きっと、そんな人はいません。

「おはよう。元気?…うん、私は元気だよ。」

そんな、他愛のない一言だって、全部信用できる言葉だとは限りません。こんな朝の挨拶をしながら、頭の中では

「…うわ、朝からこいつと会うなんて、最悪だなぁ。…朝からお前と会って、元気なワケないだろ!!早くあっち行け!!」

って思ったり、してません??

だから、セリフの一つ一つなんて、とても信用できたもんじゃないんです。

ところが……

その「セリフを信用しない」という理屈が飲み込めてくると、徐々に、本当の意味で「セリフを信用する」という、一見逆説的なことが分かってくるんです……。

こうしたことを、1対1で簡単な言葉のやり取りを行うことで理解して頂くと同時に、その訓練法もお伝えしますね。

《2日目(1/29)》

「演技とは、行動である」…行動と、それを生み出す葛藤を手に入れる

「演技とは、行動である」…これは、現代リアリズム演劇の祖、コンスタンチン・スタニスラフスキーの言葉。そして、その「行動」を生み出すのは、そのキャラクターが持っている「葛藤」です。

俳優自身と役が違う人格なのは、それぞれの人物が違う「行動」パターンを取るからであり、つまりそれは、心にある「葛藤」が違うからです。

すなわち。

この「行動」と「葛藤」を知ることが、「役作り」というプロセスへの第一歩となるのです。

日目は、台本のセリフは用いず、「行動」と「葛藤」だけで相手とコミュニケーションを取るエクササイズから始めます。

《3日目(1/30)》

台本のセリフを使って、演技をする

いよいよ、台本のセリフを用いてシーンを演じてみます。

1日目、2日目の内容を理解していれば、そのシーンはきっと、とても生き生きした「リアル」な瞬間を紡ぎ出すことでしょう。

(1日目、2日目を受講されていない方にも、レッスン内容を理解できるようにサポートをしながら進めますので、ご安心ください。)

まずは、1対1でのシーン。

その後、もっと大人数で、シーンを演じてみます。

お芝居で演じる場面は、1対1とは限りません。大人数での場面も多々ありますが、そうした場合の演じ方も学べるはずです。

(こうした大人数のシーンのエクササイズは、特に、脇役や、舞台でのアンサンブル・キャストの方には、役立つ内容になると思います。)

※ワークショップは、2日目だけ、3日目だけという参加も可能です。

 

​内容がある程度連続しているので、オススメは1日目からの参加ですが、そうでない方にも、その日の内容は理解できるように進めますので、ご安心ください。

【フォーラム】

 

⬛︎日程:1月31日(木)18:00〜21:00

⬛︎会場:都内・表参道にあるスタジオにて。(会場の詳細は、参加者のみ、メールにてお知らせいたします。)

⬛︎参加費:1,000円(予約制。支払いは当日でOKです。)

⬛︎定員:50名

⬛︎内容:「デジタル時代を遊ぶ『俳優の仕事』」

 

……なぜ、これからは「アーティスト」の時代なのか?

デジタル時代の中で、なぜそのようなことが言われているのかを、演劇界だけでなく、一般社会や経済、ビジネス業界の視点なども踏まえてお話しします。

すると、そこから導き出される答えとして、「スタニスラフスキー・システム」や「リアリズム演劇」に再注目する必然性が見えてくることでしょう。

これは同時に、「俳優や演劇界が、いま、どの方向に舵をとるべきか?」という道しるべにもなります。

「仕事=やりたくないことを我慢すること」という生き方ではなく、「仕事=本当にやりたいことをやる」というマインドに、シフトすべき時です。

そして、その扉を開き、世界を牽引する者こそ、アーティストという存在なのです。

「デジタル時代を遊ぶ『俳優の仕事』」とは、言い換えれば、「『遊ぶ』を『仕事』にするのが『俳優』」であるということ。

「『俳優の仕事』とは、『遊びを仕事にする』こと」ということに他なりません。

そして、「遊び」とは、「本当にやりたいこと」であるはずです。

このようなことは、「やりたくないことでも、仕事だから、やる」というこれまでの考え方では、決して達成されることはありません。

……そもそも、スタニスラフスキー・システムの真髄は、「役が『本当にやりたがっていること』を見つける作業」にあります。

役の、本当の欲求」と、その欲求が満たされない理由、つまり「障害」を、台本を吟味して見つけ出すことが、役作りのプロセスなのです。

つまり、人間として豊かで幸せな人生を見つけることと、スタニスラフスキー・システムが説いていることは、地続きであり、その意味でも、これからの時代に「俳優」が重宝されていくに違いありません。

……ただし、その方法を、深い部分まで本当に理解していれば、の話です。

スタニスラフスキー・システムということを、それだけ深く捉え、教えている機関(演劇学校やワークショップなど)は、おそらく、日本にはほとんど無いでしょう。(あるにはあるんでしょうけれど、全体に対してのその割合は、限りなくゼロに近いほど、低い。)

今回のフォーラム、前半では、そうした内容を僕からの提言としてプレゼンします。

後半は、たっぷり質疑応答の時間を取りながら、さらに思慮・理解を深めていただければと思います。

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参加費は、当日会場でのお支払いになります。

定員になり次第、応募は締め切らせていただきます

参加人数の把握のため、ご予約キャンセルの場合は、必ず下記のメールアドレスにご一報ください。

数日経過してもメールが届かない場合は、お手数ですが、下記問い合わせ先 にご連絡ください。

【お問合せ】

​j.j.hirohisa@gmail.com(谷口)

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