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デジタル時代を遊ぶ俳優研究所
演技WS in 東京
「EQ-LAB 2.0」
演技ワークショップ in 東京
【開催スケジュール】
2019年4月9日(火)、10日(水)、11日(木)
全日、18:45〜21:45。
【開催場所】
上野周辺の稽古場(詳細は、参加者にメールにてお知らせします)
【講師】
谷口浩久
【参加費】
11,000円/3日間
8,000円/2日間
4,500円/1日のみ
(見学:1,500円/1日、体験参加※:2,000円/1日)
【定員】
各日程20名
【応募資格】
18歳以上。性別不問。経験不問。
演技の本質を知りたい方。
■見学・体験コース、募集開始!!
見学・体験参加コースを設けました。
※「体験」は、俳優たちと一緒に、「12人の怒れる男」の陪審員のテーブルに座って、演技空間を体感して頂けます。セリフはありません。
【東京・大阪とも】
見学:1,500円/1日
体験参加:2,000円/1日
【INTRODUCTION】
演技の技術を学んでも、上達しない……。
それは、あなたのマインドのせいかもしれない。
「小さな役などない。
小さな俳優がいるだけだ。」
コンスタンチン・スタニスラフスキー
……あなたは今、舞台の稽古中ですか?
撮影を控え、台本を読んでいますか?
あなたが演じるその役は、主役ですか? それとも、脇役ですか?
「私、セリフ一言しかない役だよ。最悪〜。」
「おれ、ただの通行人だから、チョロいよ」
そんな風に考えて、いつも主役の俳優に嫉妬心ばかり抱いていませんか?
今日の世界標準とも言える演技法を開発したスタニスラフスキーは、どんなに出番が少ない役でも、すべての登場人物に人生があると語りました。
つまり、すべての登場人物が、その本人の人生のレベルでは「主役」であり。
そこには、物語の主人公と同じだけの、強い葛藤があり、行動があるのです。
(スタニスラフスキーは、葛藤を持って初めて、舞台上での「存在の権利」を獲得すると言いました。)
「小さな役などない。小さな俳優がいるだけだ。」
僕はこの言葉が大好きです。
これは一見、俳優のモチベーションを維持するための便利な言葉のようにも聞こえますが、僕は、実人生の中で何度もこの言葉に助けられました。
現実世界で、思うようにならなかった時。自分の無力感や無価値感に負けそうになった時。
僕は、この言葉を思い出して、忘れかけていた「自分の人生の偉大さ」を取り戻すのです。
小さな人間など、いない。
そこには、自分の人生を軽んじている、小さな思想を持った人間がいるだけなのです。
これは、どことなく、彼が生きていた時代に世界を覆い尽くそうとしていた「全体主義」へのアンチテーゼのようにも聞こえます。
個人というミクロの単位を滅して、国家というマクロのために、個々の人生を捧げさせる。
これは、彼が没した直後に勃発した「第二次世界大戦」でのナチス・ドイツや、大日本帝国の思想にも、大いに重なることで。
スタニスラフスキーは、その先にある悲劇を、演技法を通して予見していたと言っても過言ではないでしょう。
彼は、そうした全体主義ではなく、一人一人が人生の「主役」であり、その思想こそが人類全体の平和と幸福へと繋がると考えていた、と僕は思います。
「小さな俳優」=「自分の存在を軽んじる」というのは、全体主義の視点から見た発想であり、その考えを抱く先には戦争という悲劇が待ち構えている。
僕は、スタニスラフスキー・システムを、単なる演技のテクニックではなく、個人そして人類の幸福を目指す思想であり哲学であると解釈しています。
僕ら俳優は、今一度、その思想や演劇の目的を自覚すべきだと強く思います。
そもそも演劇で語られるストーリーとは、そうした理想を持った作品たちです。
それを表現する俳優たちが、この一番大切な目標を忘れてはいけません。
【PRESENTER】
講師・プレゼンター
谷口浩久(俳優/アーティスト)
18歳から演劇を学ぶ。舞台作品や「火曜サスペンス劇場」等のテレビドラマ出演の後、ミュージカル『サタデーナイト・フィーバー』出演以降は、『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『舞妓はレディ』等のミュージカル作品に多数出演。近年では、シェークスピア作『リア王』主演・リア役や、自身が主催する演劇ユニット「イークエスト・カンパニー」による、チェーホフ劇、ハロルド・ピンター作『背信』や『料理昇降機(ダム・ウェイター)』、『動物園物語』等、数々のストレート・プレイに出演。
また、スタニスラフスキー・システムを研究した結果、潜在意識や宇宙の法則、スピリチュアルの世界との関連性を発見、同システムの目指すゴールは演劇にとどまらず、人類全般の幸福という高い視座に立った方法論であるという解釈を展開しており、自身の研究対象も、そうした世界にまで及んでいる。
【Acting Workshop】
あの有名作品のワンシーンを、創る。
「十二人の怒れる男」!!
【ワークショップの流れ】
「十二人の怒れる男」のワンシーンを抜粋して作ります。
■5人1組のチーム分けを行います。
■教材となる台本については、後日、メールにてお送りします。
……扱う作品は「十二人の怒れる男」に決定!!
配役等の詳細は、台本送付時にメールにてお伝えします!!
【RESERVE】
参加お申込み方法
①下の「お申込みフォーム」に必要事項を入力し、送信してください。
↓
②折り返し、詳細を記載したメールをお送りします。
そのメールに従って、受講料お支払いのお手続きをしてください。
↓
③後日、メールにて台本をお送りします。
※ご注意!!
・メール受信の拒否設定の解除をお願いいたします。
・参加費は、銀行振込/クレジットカード/コンビニ支払い/キャリア決済からお選びいただき、事前のお支払いになります。
・定員になり次第、応募は締め切らせていただきます。
・ご予約キャンセルの場合は、必ず下記のメールアドレスにご一報ください。
・数日経過してもメールが届かない場合は、お手数ですが、下記問い合わせ先 にご連絡ください。
【お問合せ】
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