E-Quest
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ようこそ、潜在意識の探求へ。
演技法の探求から、人間の意識世界、
そして、宇宙の法則へ……
こんにちは、谷口浩久です。
私は、演劇人生を送る中で、ある大きな挫折を経験しました。
そして、その時、自身の演技法を見つめ直し、世界レベルで体系化されたリアリズム演劇の仕組みを学ぶ道を歩み始めました。
そこで出会ったのが、スタニスラフスキー・システムと、アメリカのメソッド演技法。
小学生くらいの時からハリウッドをはじめとする海外の映画が大好きで、ロバート・デ・ニーロやアル・パチーノの演技に憧れていた自分にとって、その方法論との出会いこそ「やっと、本当にやりたいことが見つかった」という瞬間でした。
そうして、日本式の「型」の演技ではなく、本能を使った「潜在意識」をベースとするその演技法(私が学んだメソッドは、スタニスラフスキーと、サンフォード・マイズナーの方法がベースでした)を夢中で学び、理解を深め、実践を重ねていった、ある日……。
私が、半ば趣味のような感覚で勉強していた、潜在意識や量子力学、スピリチュアルが説く宇宙の法則というものと、自分が学び、さらに改良を重ね続けた結果に身につけた演技法が、全くと言ってよいほどに、同じ法則性の上に成り立っていることに気がついたのです。
折しも、その気づきが確信へと変わろうとしていた時に出演したミュージカル『ハートスートラ』は、その名の通り、般若心経をテーマとした舞台(私は、劇中で観自在菩薩を演じました)。その役作りのために勉強した般若心経は、自身が探求してきた演技法から学んだ精神世界の構造、意識、それを映し出す現実世界といったものの認識を裏付けるものでした。
この作品との運命的な出会いを経て、自身の俳優活動は、この世に存在する真理の探求を兼ねるものとなったのです。
これからの、演技の在り方とは?
俳優が、人間を演じようとする時、必ずその精神世界の探求に足を踏み入れると思います。
いえ、むしろ、それが俳優のやるべき探求だと、私は考えています。
そして、役作りのプロセスがリアリティーを帯びてゆくほど、本当の人間の在り方に迫り、やがては、宇宙の真理に向かってゆくはずです。
数年の話なのか、数十年、数百年の話なのかはわかりません。
とにかく、これからの演劇芸術や演技法は、こうした意識世界や宇宙の法則、真理に向けて、流れてゆくでしょう。
イークエスト・カンパニーは、今後、その流れのリーダーシップを取るべく、真理に向かう探求の旅を続けてまいります。